SETTINGS GUIDE
フィラメント別 温度・設定の早見表
よく使われる5つの素材について、ノズル温度・ベッド温度・冷却ファンなどの目安を一覧にしました。新しいフィラメントを使い始めるときや、うまく印刷できないときの見直しにどうぞ。
ここに載せているのは一般的な目安です。フィラメントの箱やメーカーのサイトに推奨値が書かれているときは、そちらを優先してください。同じ素材でも、製品やプリンターによって合う値が変わります。
| 素材 | ノズル温度 | ベッド温度 | 冷却ファン | 囲い(カバー) | 特徴・向いている物 | 気をつけること |
|---|---|---|---|---|---|---|
| PLA | 190〜220℃ | 50〜60℃ | 強め | なくてよい | いちばん扱いやすく、きれいに仕上がる。小物・飾り・試作に。 | 熱に弱く、夏の車の中などでは変形することがある。 |
| PETG | 220〜250℃ | 70〜85℃ | 弱め〜中くらい | なくてよい | 丈夫で割れにくい。水まわりの物や実用品に。 | 糸を引きやすい。湿気を吸いやすい。ベッドにくっつきすぎることがある。 |
| ABS | 230〜260℃ | 90〜110℃ | 弱め〜なし | あると安定 | 熱に強く丈夫。部品や工具まわりに。 | 反り・割れが出やすい。印刷中ににおいが出るので換気を。 |
| ASA | 240〜260℃ | 90〜110℃ | 弱め〜なし | あると安定 | 日光(紫外線)に強く、屋外で使う物に。 | ABSと同じく反りやすい。換気を。 |
| TPU | 210〜240℃ | 30〜60℃ | 中くらい〜強め | なくてよい | ゴムのように柔らかい。ケース・滑り止め・はんこの印面に。 | ゆっくり印刷する。湿気を吸いやすい。柔らかいので、送り出しの仕組みによっては詰まりやすい。 |
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最初の設定の決め方
- フィラメントに書かれた推奨温度のまん中あたりから始めます。
- 表面がテカテカしすぎる・糸を引くときは温度を5℃ずつ下げ、層がはがれやすい・かすれるときは5℃ずつ上げます。
- ちょうどいい温度が見つかったら、ふた・差しこみ部分のすき間テストピースも印刷して、はまり具合を確かめておくと安心です。
うまくいかないときの見直しポイント
糸を引く(クモの巣のような糸が出る)
- ノズル温度を少し下げる
- リトラクション(引き戻し)の長さ・速さを見直す
- フィラメントが湿気を吸っていないか確かめる(乾燥させる)
反る(角が浮き上がる)
- ベッド温度を推奨範囲の中で上げる
- ブリム(周りのふち)を付ける
- エアコンの風が当たらない場所で印刷する。ABS・ASAは囲いがあると安定
ベッドにくっつかない
- ベッドの表面の油汚れを拭き取る(指でさわった跡も原因になる)
- 1層目の高さ(Zオフセット)を見直す
- 1層目だけ速度を落とす
表面がざらつく・かすれる
- ノズル温度を少し上げる
- 印刷速度を落とす
- ノズルの詰まりや、フィラメントの湿気を確かめる